昭和38年、山の探勝好きだった当館創立者である会長が信仰していた観音様が夢枕に現れ、そのお告げを受け、当横川の地に温泉掘削を計画、洞道を辿り、行き止まりの地に日本古来の探湯法(大地を五尺置きに深さ五尺の穴を掘り椀を伏せて埋め五週間後掘り起こし漆器の剥離具合をを見て一番ひどい所を中心に掘り下げる方法)により、第一号湯井(地下600メートル)、続いて第二号湯井(地下800メートル)を掘り当てました。
武道精神の育成の場として武道館を新設(昭和54年)、それに伴い本館・総檜風呂を新設(昭和61年)しました。

工事中地下五尺の土中より身長五寸の観音座像が出土し、これを東京浅草の浅草寺にご祈祷し、身代わり観音を祈願していただき、現在新館の玄関に祀ってございます。

湯量豊富、そしてすべすべした肌合いの泉質は、強アルカリp.H9.5で、身体全体に浸み透り、この源泉は入浴はもち論、飲用にも適し、気功を良くするところから、慈愛の精神をもって観音温泉と命名いたしました。